ダーラへストの工房をいくつか訪ねています。
おおよその作り方は分かっていたけれど
松の木やニスの匂い、作りかけのダーラへスト。
想像以上に魅力的な工房探訪になっています。
まずは板からおおまかな形を切り出す為に
ダーラへストの型をとるんですが、
このスタンプがめちゃくちゃかわいい。
工房には大きな板や切り出したばかりの
まだざっくりした形の馬がたくさん。
ある程度の形まで形成するまでにも時間がかかりますが
絵付けもすべて手作業なので、ダーラへスト一体にかかる
時間は相当なものです。
目が描かれるとき、ダーラへストに命がふきこまれる瞬間です。
さらさらっと描いてるけれど、もちろん長年の経験がなせる技。
一つとして同じ柄が無いと言われるダーラへスト。
デザインが同じでも線の太さや色でずいぶん印象が変わります。
手にとってみると、同じ大きさでもそれぞれに重さが少し違ったり。
もともと、ダーラナ地方の馬という意味の「ダーラへスト」ですが、
このダーラナ地方には数多くの工房、作家がいます。
ダーラへストの工房では、各工房ごとのオリジナルデザインがあり、
地域や作家によっても柄が異なります。
特徴的なデザインのものを日本に持って帰るので、
展覧会でお披露目できたらなぁと構想をねりねり。
明日は小休憩。
フイルムカメラに持ちかえて、少しのんびり過ごしてみようと思います。
swe’12 ダーラへストの工房へ
06/15/2012 投稿者: 1000film